サイダーの泡

いつの間にか消えるモノ

ぽっかぽか

こんばんは。

今日は失恋な気分からではなく、幸せで切なくてきゅっていう気分で文章にしたくなって書いています。

 

(そうなったきっかけはやはりいつもの失恋な気分なのですが)

 

深見じゅんさん作「ぽっかぽか」という漫画を最近読みました。母の持ち物で、ずっとお家にあったけど何故か読んでいなかったんです。母は携帯が出てくる前は読書家でした。本や映画を愛していて、そういえば将来カフェを開くために映画のパンフレットを集めていると聞いた覚えがあります。

 

ぽっかぽか、出てくる人がみ〜〜んないい人。

麻美さんが素敵な人で、それが周りの人をほかほかにしている漫画です。

旦那さんもいい人。麻美さん自身を尊敬して認めていて最高。は〜〜いいなあ。私にもそんな人とのご縁があるのかしら、、

 

一緒にいて、マイペースにのんびり暮らしていけそうだなぁって思えたっていう話があって、そんな風に考えられる麻美さんが素敵だなあと思いました。

 

そしてほのぼの日常漫画なんだけど、心がきゅ〜〜ってなって泣いちゃう

 

あすかちゃんにとって(意識がある中で)初めてのクリスマス、幼稚園でサンタさんを知って「来るかなあどうかなあ」ってワクワクするお話が特に泣いちゃった

 

とても裕福な訳ではないのと昔からのポリシーのようなもので、旦那さんはウチはクリスマスはやらないことにしようって最初は言うんだけれど、いろいろあって叶えてあげようって考え方が変わるんです

 

ああ嬉しいなあって泣いちゃった

 

誰かを幸せにしたい、なんていうのは傲慢な考え方だけれど、あれをしたら喜ぶかなあと思うことやそのための行動って純度が高くて幸せになってしまう

 

私も中学生になるまでサンタさんを本当に信じていて。目覚めてプレゼントがなくて、ひっそり泣いていたら母が部屋に入ってきてそっと置いてくれた時、サンタさんはやっぱり母だったんだなあってまた泣いた思い出があります。

 

サンタさんにお手紙を書く習慣は無かったけど、サンタさんからお手紙が来る風習はあったなあとか色々思い出して、その中にぽっかぽかの2人のような温かい気持ちがあったのかもしれないと思ったら、なんで幸せ者なんだろうと胸がいっぱいになりました。ありがとう母(父も…)

 

幼少期は幸せな思い出がいっぱい

経済も落ち着いていたし、政治もまともだった(これは私が小さくて知らなかっただけかな?)

両親も仲良しで愛がそこら中に転がっていた

 

今が幸せじゃない訳じゃないけど、二度と戻らない日々、香り、関係性が愛おしくて切なくて涙が出ちゃうね

 

いつだって今を大切に生きていると自負しているけど、過去を振り返ったら当時よりも幸せに感じることありませんか?この瞬間を噛みしめたいと思いながらやったことも、やっぱり思い出すとぎゅってなる

 

記憶がなくなったら、子供の頃のように全部わからなくなって新鮮に感じられて素直になれるのかな

 

 

 

「世界で一番優しい音楽」という漫画も母の持ち物で、私が1番好きな漫画だったけれど、ぽっかぽかを知ってしまったので大好きな漫画が2つあることになりました。

 

すぅちゃんのんちゃんに会いたいな〜久しぶりに読もうかな

 

私が本を意識して読むようになったのは、母の思考が知りたくなったからだと実は思っているのです。

本はその人の興味がわかるような気がして。浮気やセックスの本が多かったけど(笑) 

母の持ち物に、世界で一番優しい音楽やぽっかぽかがあってそれを読めることがとっても幸せだなあと思います。当時はドラマ化もされたようだけど、今はこういう女性中心の子供がいる漫画ってあんまり話題にならないから、きっと本棚になかったら出会えなかっただろうなあ。

みんな出会いを探す前に、1度読んで自分の考え方を見直してみたり幼少期を思い出してみたりしたら、愛おしい誰かと優しい関係が築けるんじゃないかなって思います。昨今はギスギスしているからね

 

ちょっと昔の本だから、女性をモノのように扱う場面が多そうだなと身構える人も安心して読める漫画だと思う。(私の知識が浅いだけかも?)

 

 

幸せな漫画だけど、本当に自分がちっぽけな考え方をしているときに読んだら、幸せの容量が多すぎてしまうかもしれないね

自分を悲観してしまうかもしれないな〜強く優しく生きていきたいな

 

孤独は辛いけど、漫画の中は存在する愛に溢れているけど、本を読むのは孤独でないと出来ないことだ!

自分との時間、もっととっていこうね

 

 

また朝方になっちゃった